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■ 患者さんの動作スペース <トイレ計画に対する配慮>

患者さんの移動能力と最低限必要なスペースを確保することが大切です。
※このデータは現役看護師さん5名による動作検証から導いています。(TOTO調べ)

自立歩行者
自立歩行者 1020×1650プラン
  点滴台やつえを携行する場合、便器前方にゆとりのあるスペースが必要になります。ブース内空間を有効に使える、折戸などがおすすめです。
介助歩行者 1020×1650プラン
1020×1650プラン
 

介助車が患者さんの体や点滴台を支えながら移動できるスペースと便器横から介助するスペースが必要になります。
ブース内空間を有効に使える引戸がおすすめです。

自立車いす使用者
 

車いす初心者の患者さんも多いため、ゆとりのあるスペースが必要になります。
アプローチ性がよく、車いすのフットレストがぶつからない壁掛けの器具が求められます。車いすで開閉しやすい引戸や電動ドアがおすすめです。

介助車いす使用者
1700×2250プラン
  一部介助の方は、移動や移動時など、部分的に介助者のサポートが必要になります。車いすの方と介助者が同時に入ることができるスペースが必要になります。
車いすのフットレストがぶつからない壁掛けの器具が求められます。ブース内空間を有効に使える引き戸がおすすめです。
2000×2250プラン
  全介助の方は、介助者が前方から患者さんの体を抱えて便器への移乗を行います。2人介助の場合は、抱える人、ズボンを下ろす人と前後に別れるため、十分なスペースが必要になります。側方アプローチをする場合や排せつ後の清拭ケアには、便器横にスペースが必要になります。

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