私たちは世界に誇る文化を持っています。トイレです。来日外国人が一番喜んでいます。究極の人間の行動は快眠快食快便です。とくにトイレは、毎日生きる歓びを享受するところでもあります。確かにデパートや駅などのトイレは、昔に比べれば格段に美しくわかりやすく、気軽に入れるようになってきました。チェックリストもありきれいに掃除されています。
病院に行きたくない理由の一つもトイレなんです。医療福祉施設は、細やかな配慮と、生活の場としての癒しが求められています。でも、単なる排泄の場ではなく健康チェック、リハビリテーション、介護を行う場にもなります。病気の時や障害を持ったときこそ、重要な役目を持っているのです。高齢者の割合が高く、使用者の身体状況もいろいろだからこそ特別な配慮が必要なのです。
災害大国日本で、大きな災害時でもコロナ感染症でもトイレは大活躍でした。癒しのトイレ研究会は、医療福祉施設のトイレを癒しのトイレ空間に創造し、広く普及する目的で作られました。ソフト面(衛生面、匂い、利用状況・メンテナンス体制など)、ハード面(スペース、設備機器、建材など)において改善が必要です。患者さんが幸せになるトイレ、医療スタッフが患者さんにとって安全だと思えるトイレ、施設管理者にとって管理のしやすい効率的なトイレが必要です。
もっともっと医療福祉施設のトイレ環境を良くするために、声をあげていきましょう。現場からの声を聞き、研究会や患者さんの声を聴き、メーカーが改善していきます。情報が癒しとされる時代、サイトの活性化を図りました。トイレ研究会のWEBサイトをのぞいてみましょう。一番の情報発信がWEBです。安全な大切な情報を発信して、皆様のお役に立ちたいと思っています。双方向のコミュニケーションを楽しみましょう。