癒しのトイレ研究会の主旨

 住生活の向上に伴い、家庭はもとより、商業施設や交通機関などのトイレは、従来に比べて見違えるように改善されてきました。
 一方、医療福祉施設のトイレは、ソフト面(利用状況・メンテナンス体制など)、ハード面(スペース、設備機器、建材など)において十分な改善が見られない施設も多く、患者さんや医療スタッフ、施設管理者にとって悩みの種になっているケースがあります。
 医療福祉施設は、高齢者の割合が高く、使用者の身体状況の幅が大きいという身体的な特徴があります。さらに、単なる排泄の場ではなく検査や健康チェック、リハビリテーション、介護を行う場として、他の公共施設にはない細やかな配慮と、生活の場としての癒しが求められています。
 癒しのトイレ研究会は、医療福祉施設のトイレの実態を、ソフト・ハード面にわたって調査・研究し、研究に基づく「Evidence Based Toilet」、つまり患者さんや医療スタッフが安全で快適に使えるトイレを具体的に提案し、広く普及をはかる目的で2000年4月より活動しています。

癒やされるトイレのためのマトリクス
研究会メンバー
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